ディーラー時代に取得した活かせるスキル
バス整備士に必要な資格とは?
ディーラー時代に取得した活かせるスキル
ディーラー整備士としてのスキルはバス整備士で活かせる?
東急バス現職整備士に聞きました!
- 工具の使い方がわかることが意外と大きい
- 故障診断や配線図などの見方など新卒採用の方に比べるとイメージがつかみやすい
- バスの車両は大きいが、整備という観点からは、仕事の内容は変わらないと感じる
- 自動車の基礎的な整備の本質は変わらないので、自社のバスを社用車と考えずに、『お客様の車』目線で整備をしてあげられる事
東急バスの現職整備士へのアンケートでは、上記のような点で「活かせる」と回答があり、技術的な面でもディーラー整備士のスキルが活かせると言えます。
ディーラー整備士は自家用車、バス整備士はバスなどの大型車両を対象とする車両に違いはあります。しかし、ディーラー整備士の経験は、バス整備士の点検・整備・診断・安全意識・チームワークにそのまま応用可能です。異なるのは「大型車特有の構造や運行の安全性」を理解する部分ですが、これは現場での経験や研修で補うことができるでしょう。
【東急バス現職整備士│アンケート回答】
・調査対象(20〜40代のディーラー整備士からバス整備士になった⼈8名)
・調査期間(例:2025年11⽉15⽇〜12⽉14⽇)
資格の階級ごとに異なる仕事内容
ディーラー整備士・バス整備士のどちらでも、一定の技能を証明する国家資格「自動車整備士資格」が必要です。
この資格は、1級から3級までの3つの区分に分かれており現在は2・3級の取得が可能です。
2・3級自動車整備士ができる仕事内容
| 3級自動車整備士 | 基本的な定期点検と 消耗品の交換 |
特定分野(取得種別)に 限られた軽整備 |
上位資格者の指示・監督下での 補助作業 |
|---|---|---|---|
| 2級自動車整備士 | 分解整備(特定整備)の 単独実施 |
電子制御システムなどの 高度な故障診断 |
整備主任者としての業務 |
3級自動車整備士は、自動車整備士資格の中で最も基礎的な国家資格。
整備全般ではなく、オイル交換やタイヤ交換といった、限定された範囲の整備を担当します。
一方で、整備士として働いている人の多くが保有しているのが2級自動車整備士資格で、車両整備にまつわるほぼすべての業務に携わることができます。一定数の実務経験を経たのちに取得が可能となり大型車やバスも整備可能です。
ディーラー整備士としての技術はバス整備士でも活かせる
バス整備士として働く場合、3級の資格があれば就業可能。すでにディーラーで整備士として働いている場合は、そのスキルをそのまま活かしてバス整備士になることができます。活かせるスキルの例は以下の通り。
車両整備の基礎技術
バスは大型車両ですが、構造や整備の基本原理は自動車と共通する部分が多くなっています。
そのため、ディーラーで培った分解・組み立て、トラブル診断のスキルは役立ちます。
工具・機器の操作スキル
トルクレンチ、診断機、油圧ジャッキなど、車両整備に必要な工具・機器を操作したことがあるという経験は、バス整備士としても活用できます。
大型バス用の工具や測定機器もありますが、基本操作の理解があるため早期の習得が期待できるでしょう。
コミュニケーション・チーム作業経験
ディーラー時代に培った、営業やサービススタッフ、他の整備士との連携経験も役立ちます。バス整備はチームで作業することが多いため、情報共有や作業分担といった経験は重宝されるでしょう。
東急バスは資格なしでもエントリーが可能!
働きながら3級から2級へスキルUPも
バス整備士のエントリー条件に自動車整備士の資格を挙げている企業も多いですが、東急バスでは資格がなくてもエントリーが可能。入社後に会社のサポートを受けながら取得することができるため、特定の技術や知識がなくても入社できるのです。
東急バスなら実務経験を積みながら自動車整備士取得が目指せる
東急バスでは、入社後の研修制度も充実。さまざまな研修を利用して、整備士としての技術や知識を高めていくことができます。チャレンジできる資格は、自動車整備士3級・2級、大型自動車運転免許、危険物取扱者(乙種4類)、自動車検査員など。すでに整備士3級を持っている方も、制度を利用して2級へとステップアップできます。
- 新人社員研修
- 階層別研修
- 昇進時研修
- 外部講師による技術向上研修
バス整備に必要な知識や資格について学ぶ研修。実際の工場作業に入る前に基礎をしっかり身につける
専門的な知識や後輩指導の心構えなどを学びスキルとリーダー力を高める
整備係→主任→助役→管理助役という昇進プロセスに合わせそれぞれの役職に必要な技術、部下をまとめるための知識などを学ぶ
さまざまな分野の講師を外部から招き、技術向上研修を定期的に実施。バス整備の業務にも役立つ知識・技術を身につけることができます。
東急バスではQC(クォリティコントロール)サークルという取り組みも行っています。これは、営業所や階層ごとに各3名ほどのチームを作り、半年にわたって生産性向上のための改善点等を話し合うもの。
そのほかにも、オンライン・動画研修なども用意されていて、整備士をはじめとする専門職の意識向上などに寄与しています。
東急バスでは、保有している資格により給与が設定されます。より高い整備スキルや給与UPのために資格取得を目指す社員も多いそうです。自分らしい働き方ができるという点においても、東急バスの社員へのサポートは高いと言えます。

東京・神奈川の東急線沿線を中心に地域に密着した路線バスを運行。東急グループの一員として地元住民の足となる路線バスのほか、空港連絡バスや高速バスなども展開しています。またEVバス(電気自動車)FCバス(燃料電池車)など環境に優しい次世代のバスなどを投入。その車両を整備する整備士は「未来のモビリティ技術者」として成長し続ける機会が与えられています。
